2歳児のママの相談【私の余命はあと一年なんです・・】

智世宅内観②600×800
Sさんが「子育てに悩んでいた時に

川島さんに相談して、すごく元気をもらったので・・

余命1年と宣告された友達を元気づけてもらいたい」と

2歳のお子さんを持つ Ⅿさんを私のところに連れてこられた。

Mさんは 重く暗く沈んだ顔で 私に言った

「今日 医者から余命1年と診断された

私は どうすればいい

この子に 何も してあげられずに死んでゆく」と

悲しみの中で来られた。

私は 彼女にこう言った

「お子さんに 貴方がしてあげられる事

たくさん あるではないですか・・」

彼女は「えっ・・」とキョトンとしていた

「生きているうちに

お子さんに出来る限りのメッセージを残し

出来る限り、貴方の手作りの物を 残してあげればいい

病の症状が軽いうちに

手や足が動かなくなる前に

沢山の思い出づくりをすればいい

 

大きな 素敵な箱を買ってきて

いつか 幼稚園・保育園にゆくお子さんの為に

絵本バックや上靴入れ お弁当袋やコップの袋

体操着入れの袋、回りの子がうらやむような袋やカバンを

心を込めて・・

作ってあげればいいではないですか?

彼の 将来を 想像して

誕生日メッセージを 素敵なカードに

20歳までとしても18通・・

残すこともできる。

貴方の声と笑顔を

ビデオに残しておけばいいではないですか?

貴方の好きな 絵本や歌や

貴方が お子さんを

「愛しているよ・・」という思いを

「貴方を愛している」という思いが

ぎゅうぎゅう詰まった

素敵な 大きな箱・・ママの箱

彼は その箱を開けるたびに

貴方の愛を知り

貴方の愛を確認し

強く生きてゆけるのでは ないですか」と・・・
話が終わった時

彼女の顔に輝きがあふれていた・・

「出来る限りの 私の愛を 箱に詰めて・・

残せばいい・・そうですね・・・」

彼女は 思いっきりの笑顔を残して

「ありがとうございました」と

頭を下げて

「来て良かったです。

そうですね(自分に言い聞かせるように)

・・たくさんの愛を子供に残します。

川島さんに会えて良かったです」と

言って帰って行かれた。

 

私は『死ぬ』と言うことを

恐怖と受け止めていない・・

クリスチャンなので・・

「神様のもとに帰る」と思っている

 

私のイメージの神様は

優しい・・眼差し サンタクロースのような

真っ白のお髭の おじいさんだ。

死を迎えた瞬間

私は 天国への階段をまばゆい光を目指して駆け上ってゆくのだろう

階段を駆け上りながら 私の体は

初老から 中年 青年 少女 そして

幼児になって 神様の胸の中に
「ただ今」と元気よく飛び込んでいく姿を想像し

神様が 幼子にもどった私に

「おかえり・・・じっと見守っていたよ

智世・・お前はいい子だったよく頑張ったね」って

抱きしめてもらえることを願い生きている。

死は 恐怖ではない・・。安らかな場所・・。

だから・・

彼女が「死ぬ・・」という言葉を発した時

「お可哀そうに・・」という 発想がない・・。

私にあるのは

神様からいただいた命 そして人生を

「生きている 今を 大切にして生きてほしい・・」という

メッセージだけ・・。

 

この世とは

喜怒哀楽を存分に感じ味わい

感性・魂を磨く場所だと・・

 

生きるとは

喜怒哀楽を存分に味わい

感性・魂を磨くことだと 思って生きている。

 

写真 智世宅

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