離乳食【口内調理のできない子供たち②】

 

 

「単品で、あげましょう」と言う

初期の片寄った

離乳食の指導が

若き母達の離乳食を

難しくし、

楽しさを奪うだけでなく、

 

口内調理ができない

子供を増やしていると

私は、思うのです。

 

「単品にしなくてはならない」

「栄養バランスを考えた離乳食」

確かに大切な事柄

しかし、そこだけに

とらわれた離乳食の指導が

 

大切な

食を楽しむということから遠ざけてゆく

 

楽しくないから、

離乳食を作ることも、与える事も

若き親たちは、苦痛に感じる

 

アレルギー食品は、

確かに単品で、

食べさせ

子にアレルギー反応がでないか確かめて与える。

与えなければならない事はよく、理解できる。

 

アレルギー反応がでないものを

「単品で、離乳食をあげましょう」と、

教えられたママたちは、

 

洗い物を少なくするために、一枚のお皿に 

小分けして まるで絵具をパレットにのせるように

作り上げた離乳食を、並べるのです。

お皿にのせられた離乳食は、

子供の口とお皿を

いききする間に お皿の食材は

最後には ぐちゃぐちゃに混ざってしまうのです。

 

几帳面なママは

皿に、ひとつひとつの食材を

盛り付けます。小さい器といえども

毎回の手間に、うんざりするのです。

 

私の娘は、今 31歳です。

今年、母なります。

その彼女が離乳食を食べる

31年前、私が受けた離乳食の講習会で、

質問してみました。

「アレルギー素材は、

単品にして

アレルギー反応を見る必要があるのは、よくわかるのです。

でも、アレルギー素材でないものを、

単品で、あげ続ける意味があるのですか?」と

 

栄養士の答は

「単品だと味覚が育つ

頭のよい子供になります」だった

まるで、

がっかりするほどの理由付け

説得力のかけらもない 理由付けだと思った。

その指導と回答は、

30年たった今も、変わっていない。

 

24年間、子育て支援をし

母乳育児、離乳食のサポートをしてきて思うことは

 

味覚は、生活や習慣で育てられていくことも、

認めますが、

味覚や嗅覚は 親からの遺伝の影響も

より濃くあるのです。

 

味覚や、嗅覚に敏感な赤ちゃんは、

母乳の味にも敏感です。

前日、母親が食べた食材に、

よって飲むのを拒絶する赤ちゃんもいます。

 

もうひとつの回答の「頭が良くなる。」

その言葉を聞いて

「頭が良くなるって何なのだろう」と、

思いました。漠然とした回答。

単品で、離乳食をあげるだけで

利口になるなら、 苦労はしない。

 

離乳食とは、何なのか

 

食の楽しさ

親子のふれあい

体や心の健康

文化の継承の

 

スタートであるべき

離乳食だと私は、思うのです。

 

消化酵素を 

増やす目的だけの

離乳食ではないのです。

 

親子で楽しく食べながら

指を動かし、

噛むことで、

脳を活性化してゆく

そして

心も育ててゆくのです。

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

ブログを読まれて「いいな」

思われたら、ぜひ

お友達や子育てサークルの

お仲間とシエアしていただけると嬉しいです。

一人でも多くの母子・父子が笑顔で

子育てを楽しんで頂ければと願い

心を込めて 配信しております。

助産師 川島智世

音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜 

(助産師川島の離乳食講座・教室について)

2006年~2010年テレビ東京

(テレビ東京系列全国6局「子育て情報」子育てパラダイスの

番組担当者から食育や食べさせ方など,

川島宅で行っていた

乳幼児の発達をくみこんだ離乳食教室の取り組みが

新鮮だと、抜擢され、番組のレギュラー講師となり

毎週火曜日「助産師川島の子育てのコツ!離乳食編」が

4年間放送されました。

食育や食べさせ方など

乳幼児の発達をくみこんだ

離乳食教室や講座の

申し込みは、常時 ホームページで御受けしております。

https://akachanacademy.com/

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